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Nikon Zfの感想②AF撮影編

こんにちは。前回に引き続きNikon Zfについて。今回は、キットレンズであるNIKKOR Z 40mm F2 SEを装着してしばらく使用してみた私なりの感想と作例です。作例画像はRAWで撮影したデータをLightroomのカメラ内プロファイルを使い、カラーはリッチトーンポートレート、モノクロはディープトーンモノクロームを選んでそのまま現像しています。※プリセットの適用や色の調整はしていません。

まずは晴れた日に散歩がてら持ち出してみます。このレンズは小さくて軽いのでとても気楽。ストラップは付けずにバッグから取り出して撮り歩きました。ボディと合わせてもそんなに重さは気にならず軽快です。レンズフードは家にあったNikonのHN-3という古いタイプを付けています。こういうのが合わせられるのも嬉しいですね。よく似合ってます。※この日の設定は全てISO100、絞り開放。

撮影してみた感想として、まずはファインダーの中に見える像が凄く綺麗です。以前にZ6を使っていたことがあり、Nikonのファインダー綺麗だなと思ったものですが、Zfのファインダーは更に綺麗だと感じました。あとオートフォーカスが凄いですね!これは普段、マニュアルフォーカスで撮ることが多いからかもしれませんが、人物や動物に対しても素早く認識しますし、大体のところにポイントを合わせてシャッターを押すだけで簡単に撮れてしまいます。合焦もかなり早い!今やこれが普通なんですか?笑 ※元SIGMAユーザーとしては衝撃です。(私はSIGMAが大好きなので誤解の無いようお願いします。)

このキットレンズに関しては、Zレンズの中では柔らかく甘めな描写だと聞きますが、私の感覚では開放から凄く良く写ります。ほんと綺麗に撮れますね。気軽にスナップで撮り歩くには必要十分だと感じます。40mmという画角もちょうどいいですね。

あまりにも開放が使えるもので、ついつい絞るのを忘れて開けっ放しでした。欲を言えばレンズに絞りリングが付いていれば最高だったのですが残念です。※SIGMAさんはIシリーズレンズをZマウント用にも作ってください。

撮影モードはAモードやISOオートも試しましたが、ISOオートでは必要以上に上がりすぎる感じがしたので、すぐMモードに切り替え。(後でしっかり設定しました。)Zfは軍艦部にISO感度とシャッタースピードのダイヤルがあるので、マニュアルモードは直感的でスムーズに使えます。オートで露出補正ダイヤルを使うのも便利ですが、マニュアルモードの方が操作は楽しいし、写真に自分の意思を反映しやすいように思います。マニュアルモードに慣れていない方でも、天候や環境によってISOを固定し、絞りを決めたらシャッタースピードダイヤルを動かして露出を調整しながら撮っていけば、マニュアル露出の勘を掴みやすいのではと思います。

続いて夕暮れ時。ドライブがてらいつもの撮影スポットへ。日が沈むのを待ちつつ、良さそうな位置に車を移動させて構図を決めます。傍から見ればかなり怪しい人ですが、田舎なので人は殆ど通りません。笑

被写体になっているかっこいい車は私の愛車ですが、カメラと同じく、車について話すと大変長くなるので、今回は控えておきます。この時間帯の光に照らされ浮かび上がる車のシルエットや金属の質感が堪らなく好きで、こんな写真をよく撮っています。今回の車写真、ISO感度は800〜1600。

続いて曇天。ちょっと出掛けたついでに、雨上がりの川辺で撮影しました。遠目に見ると見慣れた田舎の風景なのですが、見る角度や視点を変えてみると意外と絵になることもあります。植物は雨上がりや朝露とか、湿度のある環境でより魅力的に感じますね。こういう場所で撮っていると望遠ズームが欲しいなと思います。

しばらくオートフォーカスを使って味を占めたのか、せっかくの高スペックカメラなので純正レンズも使わないと勿体ないような気がしてきます。笑 望遠域はマイクロフォーサーズに任せようと思っていましたが、Zfに望遠ズームというのもありかもしれないですね。

最後にうちの愛犬。可愛いでしょ?室内撮影で、ISO2200。

この素早い犬にピントが合うのは気持ちいいですね。百発百中とはいきませんが、打率は結構高めでした。マニュアルフォーカスでは相手が寝ている時くらいしか撮れませんから、オートフォーカス様々です。このレンズ、優しい雰囲気がありつつよく写るので、人物や動物を撮るのに向いている気がします。うちでは犬撮り用のレンズになりそうです。

以上、NikonZfにキットレンズNIKKOR Z 40mm F2 SEを装着して撮影した作例でした。いかがだったでしょうか?

NikonZfは、クラシックな外観が示す通り、ゆっくりと写真撮影を楽しめるカメラだと思いますが、中身は最新スペックが詰め込まれた高性能カメラでもあります。様々な用途に対応できる性能を持っていると思うので、とりあえず見た目で選んで全然OK!とお勧めできます。

ただ、正直言いますと、私は今のところこのカメラの画は綺麗すぎて困っています!笑 

決して否定的な意味ではなく、個人的な好みの問題と課題です。Zfは本当に綺麗な写真が撮れる、まさに優等生なカメラだと思います。ただ個人的には、もう少し濁った感じというか、癖のある画が出てくれた方がワクワクする性分なのです。描写はレンズによって変わりますが、色味についても設定を試行錯誤してみる必要がありそうです。これを機に、ピクチャーコントロールの作り込みや、RAW現像でのプリセットを作ってみるのも楽しいかなと考えたりしています。

長くなりましたが、今回は以上です。次回はオールドレンズを装着し、マニュアルフォーカスで撮ってみた感想などを記事にする予定です。興味がある方は、X(旧ツイッター:@photocafelog )で更新情報等を発信しているのでフォローやコメントも頂けると嬉しいです♪それではまた。

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