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Nikon Zfの感想④ズームレンズ編

前回までNikon Zfに関して、キットレンズやオールドレンズを使用した感想を書いてきました。今回も引き続きZf関連になりますが、Zマウント純正のズームレンズ、NIKKOR Z24-200を使ってみたので感想を書いてみます。

Zfを入手した当初、Zfはオールドレンズの母艦として使うつもりで、Zマウント純正レンズは私にとってオーバースペック過ぎる(高価すぎるのもある)ため、純正レンズはキットレンズ以外は買わないだろうなと考えていました。ところが、Zfを使ってみた感触や、そのスペックを考えると、純正レンズを活用しないのは勿体ないような気もして、ちょっと試してみようと思ったわけです。Zレンズには素晴らしいスペックの物が揃っていますが、どうせなら一番便利そうなやつにしようということで、24-200にしました。

NIKKOR Z 24-200はその名の通り、広角から望遠までの幅広い焦点距離をカバーする、所謂便利ズームと呼ばれるタイプのレンズです。軽量コンパクトで、私にとっては描写も必要十分、たぶん雨の日にも使えます。望遠域はマイクロフォーサーズでカバーしようと考えていましたが、このサイズ感なら望遠域にもZfを使えそうです。見た目は似合いませんけどね。笑

早速撮ってみた作例を載せていますが、最新の便利機能を享受するため、露出やフォーカスはすべてカメラ任せのオート、操作するのは露出補正ダイヤルとフォーカスポイントのカーソル移動だけにしています。これがほんとに快適でテンポよくサクサク撮れます。F値は4〜6.3とやや暗めでボケにくいですが、逆に開放からしっかり写るので記録的に撮るにはズボラでいい感じです。

望遠端で寄れば結構綺麗なボケも出るので、植物を撮るのも面白いし、犬を撮るにも離れた場所から狙えるので標準域とは違った表情が撮れます。鳥さんも初めて撮りましたが、意外と楽しかったです。小鳥は見つけることすらできませんでしたけど。笑

私は普段、オールドレンズを使ってマニュアルフォーカスで撮影することが多いですが、それとは全く違ったフルオートの撮影体験になります。どちらが良いとか比べるものでもないですが、普段とは違った撮影スタイルとして自分の引き出しにしておくと、いざという時に活躍できそうです。

このレンズを使うことの利点は多くありますが、その中でも最も大きなものの1つは、使いやすさだと思います。NikonZのボディと組み合わせることで、各設定は自動化でき、AFも快速です。被写体を探して構図を決めたらシャッターを押すだけ。そして撮れる写真は、かなり高画質というやつです。よく便利ズームの画像はイマイチなんて言われるようですが、このレンズには当てはまらないと思います。なんなら私が持っているレンズの中で一番高性能かもしれません。旅行や行事ごとを綺麗に記録したいとか、そんな用途には最適かと思います。

ズームレンズを使ってフルオートで撮る場合でも、ひとつだけマニュアル操作しないといけない部分があります。当たり前ですが、ズームレンズを使っていても焦点距離は自動では動いてくれませんから、そこは自分で操作する必要があります。ズームレンズを使う場合、この焦点距離を操作する動作を大胆にすれば、また違った写真が撮れるかもしれませんね。山や街中でスナップしてみるのも面白そうです。

手ぶれ補正もしっかり効いて、こんなに便利に使えるなら400mmくらいまで伸びるレンズがあってもいいなと思っていたら、Nikonから28-400が出るとか出ないとか?あら?笑

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